人形の心に響く レクイエム |
この人形は不思議だ。私は人形には興味がないが、なぜかこの人形からはいつまでも目をそらす気になれない。 「魔理沙、その人形は…………から……けた……よ」 アリスの声が聞こえたような気がするが、良く聞こえなかった。 「え? お、おう……。そうだな、うん」 そういうと、もう一度繰り返された。……うるさいな、今忙しいんだ。後で聞いてやるから。 「魔理沙、……目が……く……だけど、…………?」 さっきのように返す。するとアリスもまた返してきやがった。なあ、少し黙っていてくれよ、私は今忙しいんだ。な、後でゆっくり聞いてやるから。自分で言うのも変だが、吸い付けられたように人形をぎゅっと抱きしめる。抱きしめたときの心地がいい。背後ではアリスが小さく悲鳴を上げたように思うけど、特に気にしなかった。この人形、本当に綺麗だな……。もう一度目を見る。やはり、目は7色に輝いている。あれ……目が黒……?なんか、頭がボーっとして……きた…………。 ん?アリスの口が動いている…………。 「やっぱりそれ 返 し て」 ……は?今なんていったこいつは?返せ?ふざけるな、さっきからうるさいんだよ!! 「うるさいな!!」 そういうと、アリスは驚いたような表情をする。なんだよ、何か文句あるのか? 「魔理沙……どうしたの? 冗談だよね?」 冗談?なんなんだよこいつはさっきから!うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!! 「帰れ!!」 威嚇のつもりでさっき食べていたパスタの皿をアリスに投げつける。アリスは小さく悲鳴を上げ、転んだ。壁に皿がぶつかり、盛大な音を立てて砕ける。何で外れるんだよ! さらに腹の立ってきた私は、何かないかと探した。すると、ちょうどいい事に堅いものを切るのに使う包丁があったのだ。アリスのやつガクガク震えていて立ち上がれないみたいだ。包丁を握ると、アリスはひっ、と小さな声を上げ、座り込んだまま後ずさりを始める。しかしやがて壁にまで追い詰められていた。あいつの手を見ると、血が流れている。さっきの皿の破片が刺さったらしい。 血を見ると、妙に心が躍る。もっと、みたい、殺してやりたい……! 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!! 私は、アリスに向かって包丁を投げた。ちょうど、心臓にグッサリ刺さるはずだ。いや、この包丁なら体を突き抜けるかもしれないな。その光景が楽しみだ。 「死ねえええええええ!!!!」 「!!」 アリスが声にならない絶叫を上げる。アリスは今まさに刺さろうというときに、ぎゅっと目を閉じた。アリスの顔は、恐怖で歪んでいる。さあ、死ね死ね死ねええ!! まさに刺さろうとしたその時、急にアリスの横の壁が盛大な音を立てて崩壊し、何かが飛び込んできた。こんな時に邪魔しやがって……霊夢、お前も殺してやる!! 霊夢は私が投げた包丁を右手で掴んでいた。その手からは大量の血があふれている。 「魔理沙、いったい何があったのよ?」 霊夢はかなり痛そうな顔をしていたがすぐに私をキッとにらみつけ、床に包丁を投げ捨てる。床には軽く傷が付き、大きめの血溜が霊夢の足元にできるがそんなことはどうでもいい。 「ちっ……」 私は霊夢の問いには答えず、舌打ちで返す。何があったも何も、アリスを殺そうとしているだけじゃないか、そしてお前もな。 「アリス、たてる?」 霊夢が私と目をそらさないまま、アリスに話しかけると、アリスがそっと立ち上がった。霊夢は一瞬だけ目をアリスのほうにそらし、私に視線を戻した。立ち上がったアリスが霊夢に札を渡されている。魔法を使う気か。私は手を伸ばし、テーブルの上のナイフを掴む。 私はアリスが魔法を使うのかと思った。しかし、アリスは霊夢のようにキッと私をにらみつけたまま、動かない。私はアリスを睨み返す。アリスは少しひるんだ様子だが、それでも泣きそうな顔でにらみつける。お互いににらみ合いが続いたその時だった、霊夢は突然私に向かって術を放った。 「!!!!」 私は壁まで吹き飛ばされ、壁をも破壊した。その衝撃で、私の視界が狭まっていく……。くそっ……霊夢、次会ったときは……殺してやる…………! ☆ 魔理沙の発狂から、1日経った。アリスはまだ落ち込んだままで、声をかけ辛い雰囲気を漂わせている。彼女にはすぐに元気になってもらい、魔理沙を元に戻す方法を調べてもらいたいんだけど、今のアリスにはちょっと言いづらい。私もどうすればいいのかわからず、解決の見込みは今のところない。魔理沙は何を考えているのか、神社を襲撃する事はなかった。あれだけアリスを殺そうとしていたのに、まったく動きが読めない。すぐに来るかと思っていたので、正直不気味。私は念のため見張りをしているけど、魔理沙らしき人影はみえないので、本当に襲撃している様子はないようだ。 気がすすまないけど、明日無理にでもアリスに聞いてみようと思う。右手の傷が少し、いや実際のところかなり痛い。お風呂に入ろうとすると、やはりお湯に触れたときに傷が痛んだ。お風呂から上がったら今日はもう寝よう。 そして次の日。私は昨日の決心を実行しようとアリスに話しかけた。 「アリス……何があったのか話してくれない?」 アリスはうつむいたまま、小さく頷いた。 「そう……それでその人形に触れてから魔理沙はおかしくなったと……」 アリスはコクリと頷いた。 「アリス、これからどうする? あなた、人形のことに詳しいでしょ? どうしたらいいかわからない?」 「……私の家に行けば……人形の本がたくさんある。もしかしたらいい方法が……」 次の道は決まった。私とアリスはすぐに準備を整えた。現在の時刻は昼、明るくて魔理沙に見つかってしまうかもしれないが、この際仕方がない。夜になると妖怪が発生するからだ。もしも魔理沙に襲撃されることがあれば弱い妖怪に倒されるかもしれない。 「アリス、行きましょう!」 アリスはしっかりと、頷いた。 なんとしても、アリスを守りながら魔理沙と戦うしかない。この手で、大丈夫だろうか? そう思いながら、そっと私は包帯を巻いた右手を見た。 ☆ 私は今、霊夢と一緒に空を飛んでいる。私の家に行き、なんとしても人形の本を持ち帰る。そして対策を練る。大体の作戦は決めてある。 「……魔理沙、いる?」 霊夢が聞いてくる。さっきから魔理沙の姿が見えない。もうすぐ私の家に着く。どうやら魔理沙に襲撃されずに無事に家に着きそうだ。 (魔理沙、すぐ目を覚まさせてあげるからね!) 私はそう心に誓った。霊夢も、同じ事を考えているはず。 いつから、そしてどうして私は霊夢や魔理沙のことがこれほど気になるのだろう?どうせ魔理沙なんて、霊夢なんて、どうでもいいはず。今回の事だって、魔理沙がまいた種と考えても不思議ではない。私は警告したはず。でも、どういうわけか、魔理沙のことを放っておく気にはならない。いったい、なぜ?私には人形がいればいい、人形だけが友達。そんな私はどこに行ってしまったのか、私にはわからない。 ……正直なところ、後悔している。あの時、人形を渡さなければ良かったって。いやいやそれよりも、魔理沙の頼みを最初に断っておけばよかったって。あの本がほしいからって承諾せず、はっきりと追い返しておけばよかった。 その理由は今回の魔理沙のこと、そして、もうひとつの理由が、そこにあった……。 ☆ 「何とか無事に着いたみたいね」 「ええ」 そっけなくそう返す。私の家に着いた。でもさっきから何かがおかしい。なんだろう?動物的本能がまるで、そこに入るなと警告しているみたいに、嫌な予感が漂っていた。 「リス……チャ……ダメ」 え?今のはいったい?私に話しかけてくるときの人形のようだったけど、よく分からなかった。でも『来ちゃ駄目』と聞こえたような気がする。何で、どうして私の家に入っちゃいけないの? 「アリス? 入るわよ」 霊夢はそっと扉を開けた。何の変哲もない、普通の家のはず……だった。それを、見るまでは。扉を開けてまず目に入ったのは私が食事をとったりするのに使うテーブルだった。しかし、そのテーブルには何か小さなものが置かれていた。なんだろう? テーブルの上には、手があった。人間の手なんかじゃなく、もっと小さい。それを見たとき、私はどういうことなのか理解できなかった。わけがわからず、よろよろとテーブルに向かって歩いていくと、足元に違和感がある。なんだ、この布を踏んづけたような感覚は……。 床を見る。そこには、私の作った人形が着ていた服があった。いや、服だけじゃない。人形の髪飾り、胴体、腕、足、そして……。 「い、いやあああああああああああああああああああああ!!!!!!」 部屋中にはいくつ物ばらばらにされた人形、人形、人形人形人形人形人形……。あたり一面に放置されていて、人形によっては額を釘で打ち付けられていた。その時私はさっきこの部屋に入ろうとしたときの警告のようなものを出した人形の意図がわかった。 「あ、アリス……落ち着いて!」 「いやああああああ!! いやああああああああああ!!」 霊夢が私の手を掴んで落ち着けようとするけど、私はそれを振り払った。何故かわからないけど霊夢は手を払われたとき一瞬痛そうな顔をしたような気がする。 私が一つ一つ、丹精込めて作ってきた、私の友達が、ひとつ残らずばらばらにされている。私は貧血を起こしたように床にうずくまる。下を向いたことで、床に散らされたいくつ者ばらばらの人形が目に映る。震える手で床からまだ原形をとどめているように見える人形を拾うと、その首が落ちた。無事そうな人形を探してみるが、一つ一つ丹念に切り刻まれていた。 突然、盛大な音を立て、寝室につながる扉が強引に開かれた。 「見つけたあ……見つけたぞ……!」 扉から出てきたのは魔理沙だった。鬼の様な恐ろしい顔をしている。黒く、光が宿らない目が、私たちをとらえる。どっちを向いているのかわからないが、私たちをにらんでいるように見える。右手には包丁、そして左手にはいま切り刻んでいたであろう人形が握られていた。 「アリス……ニゲテ」 その人形はそういったと思う。でも私は蛇に睨まれた蛙というのだろうか、ショックと恐怖で動くことが出来ない。 「うるさいな」 魔理沙はその人形の額に包丁を刺すと、ごみのように放り投げた。 「いやあああああああああ!!」 私はまたしてもパニックに陥った。魔理沙……なんてことをするの!? 「――!」 霊夢が呪文を唱え、術を放つ。私はそれが魔理沙に命中するのをみて、目が覚めたような感じになった。 「アリス、早く本を!」 「させるか!!」 魔理沙が私に向かって包丁を投げる。私は前とは違い、姿勢を低くしてかわす。こんなとき、ひるんでいる場合ではない。 魔理沙は狂気のため、それほど命中率は良くない。そのうえ魔法を使えば勝てるというのに、魔法を使わないところを見ると魔法が使えないのでは、というのが私の考えだ。理由はわからないが。 私は滑り込むように書斎に入り、鍵をかけた。魔理沙が扉を叩くが、頑丈な扉は壊れる気配がない。だが、ドアノブのほうで一瞬不気味な音がした。金属同士をこすり合わせたような、嫌な音だ。ドアノブを見るが、ガチャガチャと音がしているだけで、その音を立てていたであろう魔理沙も、すぐに霊夢と戦闘に入ったらしい。ドアノブからはまったく音がしなくなった。 さっき私たちは、霊夢が森で魔理沙をひきつけている間に私が書斎に行って本を探すという作戦を立てた。そう、本当は私の家で遭遇するなんて二人とも考えていなかったのだ。あくまで森の中で対決するつもりだった。しかしもう理屈を言っている場合ではない。魔理沙は霊夢に任せて、私は本を探すしかない。 「えっと、えっと……」 確か、黒い皮の表紙で金の文字で書かれていた私の家にはあまりなさそうな柄の、変わった本だ。それを必死に探す。本棚をひっくり返し、引き出しを手当たりしだい開いていく。 「もうっ、何で日頃から使わないのよ!!」 八つ当たりだということはわかっているが、引き出しを乱暴に開けていく。最後に使ったのはいつだっただろうか、もとはと言えばここでは少し余裕を持って探すつもりだった。しかし魔理沙が扉を壊そうとしている上、もうすでに扉には亀裂が入っている。一刻の猶予もない。そんな状況下でも、神は私たちを見捨てなかったらしい。 「あった!」 机の下のほうの引き出しにしまっていたらしい。普段開けないので覚えていなかった。 「あれ?」 机の上に、本の山がある。さっきは慌てていて気付かなかったが、冷静になった今ならこの本の山の中に一冊の本があるのに気付いた。 『古今東西人形大百科』 これは人形の代金ということで魔理沙が私にくれた本だ。ひょっとしたら、何かの役に立つかもしれない。私は何冊もの本の下にあるその本を引き抜いた。当然ながら積み重なっていた本の山が崩れる。すると、本の山の中から二つの人形が転がってきた。 「上海……蓬莱……」 二つとも少し切られた様な形跡があるものの、まだ何とか直せる。私は普段人形作りに使う裁縫箱をその辺にあった適当な袋に詰め込み、上海と蓬莱をその上に乗せるように袋に入れた。 もう、すべきことはすべてした。私は窓から飛び出し、扉に周って二回ノックした。これが霊夢に対する合図だ。私はノックをするとすぐに飛び上がる。するとすぐ後に、扉が破られ、霊夢が飛び出してきた。 「帰りましょう! 急いで!」 空中で霊夢が追いつき、早く飛ぶように促す。急いで博麗神社に帰らなくてはならない。 「けけけけけけけけけけけけけ!!」 背後を見ると、魔理沙が人間とは思えない声を上げながら箒にのって追いかけてくる。しかもかなり速く、すぐにでも追いつかれそうだ。 「くっ……なんて速さなの!」 霊夢の顔から余裕の表情が消え、霊夢の汗が飛び散る。そして、諦めたような表情になり、振り返る。 「これだけはやりたくなかったけど、ごめん、魔理沙!! 『夢想封印』!!」 私たちの後ろに無数の光る弾幕が発生し、魔理沙に次々と命中する。 「ぐげげがあっ!!」 魔理沙はコントロールを失い、ほうきごと魔法の森に墜落する。やがて、森の中に消えて見えなくなった。 「さあ、行きましょう」 霊夢はもう一度チラッと振り返ってから、はっきりと言い放った。結局最後まで私は何も出来なかった。 ★ 神社に帰ってきた二人は黒表紙の本の研究に没頭した。かなり厚みのある本だったので、今日中には解決法は見つけられそうにない。アリスはそれと平行し、上海と蓬莱の修復にかかった。そして本をとってきてから翌日に、 『アリス、アリガトウ、ナオッタヨ!』 まず上海人形が復活し、さらに翌日、蓬莱人形も無事復活した。 「それで、いったい何があったの?」 アリスが尋ねると、二つ……二人の人形はゆっくりと語り始めた。 あの日、突然仏蘭西人形が尋ねてきた。上海と蓬莱は久しぶりの再会に喜んだが、突然その人形が魔法を使い、二人とも包丁で切られたらしい。 二人の人形は「イケニエ……イケニエ……」と呪文のように唱えながら包丁で人形たちを切り刻む仏蘭西人形を見たという。しかしその人形は1,2体の人形を切り刻んだ後すぐに帰ってしまった。そしてその仏蘭西人形が去るとすぐに魔理沙が家に入ってきて仏蘭西人形の跡を継ぐように「イケニエ……イケニエ……」と呟きながら人形を刻み付けたらしい。 そして、そんな事が続くうちにアリスたちが来た、ということだ。 「そうだったの……」 アリスは話を聞き、考え込んでいた。生贄を欲する人形というのは今まで聞いたことがなかったからだ。呪いの人形なら考えられなくもないが、アリス自身呪いの人形など魔理沙には渡さなかった。あれが呪いの人形のはずがない。アリスが与えた人形はもっとかわいらしかった、綺麗な七色の瞳をしており……。 「ああ!!」 「きゃあ!!」 アリスの突然の叫びに霊夢は悲鳴を上げる。 「ど、どうしたのよ!? いったい何!?」 「あの瞳よ、目!!」 アリスは普段の彼女から想像できないほどの大声で、あの目のことを説明した。魔理沙に、宝石のようなものを渡され、それを目にしてほしいといわれたことを。 「う〜ん……私はマジックアイテムについて調べてみることにするわ」 霊夢は書斎に本を探しに行った。アリスは、もう一度、考える。 アリスは考えて、考えた。さっきの黒表紙の本も読み、徹底的に宝石という単語を探し続けるが、それらしいものはなかった。 「そういえば……」 あの本のことを思い出した、魔理沙がくれた『古今東西人形大百科』。なんとなく目次を開いてみた。 目次を目で追う。人形の歴史、使い方、作り方……。 「あ!」 人形の服と書かれた項目の下には人形の目と書かれた項目があった。そのページをめくる。 「…………霊夢!!」 『marionette stone』と書かれた項目があるのを見つけた。その写真が、あの人形の目に使ったものに非常に似ていた。きっと、これで間違いないはず。アリスは、そう確信し、霊夢を呼びつけた。 霊夢はすぐに戻ってきた。 「これは……確かにそうかもしれないわね」 「読むわよ……この石は人形に霊や妖怪をとりつかせたい時に使う石である。また、この石はこの石をとりつけた人形に命を与えることが出来る。しかし、高位の魔術に自信がないのならこの石を使うべきではない。この石を取り付けられた人形は自我を持ち、場合によっては主人を逆に操ることがある。まるで、主人がmarionette――操り人形になったように、人形に操られるのである……」 「魔理沙は、その石を取り付けられた人形に支配された、ということと考えて間違いなさそうね……」 何か対策はないものか、2人は一緒に、1ページめくった。 『石は砕けてしまえば魔力を失う』 案外あっさり見つかり、2人して胸をなでおろしたのだが、2人はその次の文を見て愕然とする。 『marionetteの命を助けたい場合は、石のみを砕くこと。もし人形の体に傷を負わすことがあれば、marionetteもまた、傷を負う』 アリスと霊夢は、あいた口がふさがらなかった。結局二人は策を立てることを延長し、床に付いた。残念ながら、今日のところはいいアイディアがない。 (魔理沙、絶対にもとに戻してあげるから……!) それは、どちらもが考えたことであった。 やがて二人は、深い眠りに落ちていった。 あとがき 人形のばらばらシーンはなんとなく思いついたものです。 本当はこんなシーンなかったのですが、少しこういう設定があったほうがいいかと思い、いれて見ました。 魔理沙はいったいどうなるのでしょうか、第三話(最終話)に続きます。 ところで仏蘭西人形というのはオリジナル設定の予定だったのですが、アリスの技に仏蘭西人形がありましたorz そこは見逃してあげてください。 読んでいただきありがとうございました、つぎのあとがきでお会いしましょう。 TOHO/SS/HOME/NEXT/BACK |